自分にとって憧れの人、夢を見させてくれる人。あるいは、恋人のように、子どものように、愛している人もいるでしょう。しかし、そんなかけがえのない存在だからこそ、失った時に心に受けるダメージは計り知れません。熱愛や脱退以外に、ソーシャルゲームのサービス終了、漫画の打ち切りなどで供給が尽きるというように、推しロスに陥る理由はさまざま。実際に、推しがいる400名の男女に意識調査を行ったところ、2.5人に1人は推しロスの経験があることがわかりました。「会社を休んでしまった」「無気力で何も手につかない」など、日常に支障をきたすこともあるようです。

グッズを処分してもスマートフォンがあると、つい推しのことを検索してしまう･･･という方も多いでしょう。そのような方は、「スマホ格納BOXのお貸し出し」サービスを利用して、強制デジタルデトックスすることで、物理的に推し情報から離れるのがいいかもしれません。SNSでは見たくない情報が目に入ることもしばしば･･･。現実に引き戻されて、推しロスが加速する可能性もあるので、スマートフォンから離れて、現実逃避に集中できるありがたいサービスです。
 
また、部屋には伊豆名産のわさびを使用した「わさびモナカ」を用意しており、大人も泣ける絵本のレンタルも実施。涙を流すことでストレス発散やリラックス効果が期待できるそうです。誰にも会わずに好きなだけ泣きたい時もあるはず。この宿泊プランはすべて露天風呂付客室のため、“涙活”した後は名湯・修善寺温泉でリラックスしながら疲れた心と体を癒すことができます。すっきりしてお腹が空いたら、ホテル内のレストラン「Grill & Dining G」で、山海で採れた豊富な地元食材を使用したグリルディナーでパワーをチャージしましょう。
 
推しロス最中の人にとって、至れり尽くせりの「Healing Journey」。体にも心にも嬉しい名湯と美食を堪能すれば、元気になってつらい気持ちも忘れられること間違いなし！　この宿泊プランのリリース後には、「私も推しロスを経験した」「推し活は多いけど、推しロスというのは意外なポイントでおもしろい」など、共感の声も多く、反響を呼んでいたとのことです。そもそも、なぜ推しロスに関するサービスを展開したのか。その理由についてうかがってみました！

“推し活を充実させるもの”にスポットが当たりがちな推し活マーケティング。そんな中、推しロスに注目したのは気になるポイントです。同社に話をうかがったところ、もともと、本プランは実際に推しロスになってしまったスタッフの経験から生まれたものだそう。そのスタッフは、推しの熱愛報道をきっかけに、仕事もプライベートも集中できなくなってしまったそうです。このように、推しロスは想像以上に喪失感を感じる事象であることがわかります。
 
大好きな人と過ごした日々は簡単には忘れられないもの。「気持ちに余裕がない時は無理に明るく過ごさず、思い切って日常から離れ、自分を労る休息の時間を修善寺で過ごしてほしい」。同社はそんな思いのもと、「Healing Journey」を企画しました。ご紹介したサービスの数々は、同社に推しロスを経験した当事者がいるからこそ。推しロス旅は、オタクの落ち込んだ気持ちを前向きにさせてくれるでしょう。
 
本プランの予約期間は2025年2月28日（金）までではあるものの、推しロス旅自体は継続を検討中とのこと。楽しいことだけではなく、時には悲しい出来事も起こり得る、推し活。心を晴れやかにしてくれる推しロス旅に、ぜひ注目してみてください！